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サテライト水戸カップ・スポニチ新聞社杯 1月12日開催初日

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【S級戦展望】吉田拓が地元Ｖにまい進

　地元の吉田拓矢が主役を務める。24年は６月当所記念でＶ、サマーナイトは準Ｖなど、Ｇ戦線で活躍している実力者。もちろんＦ１戦では常にＶ争いをにぎわしていて、４Ｖを飾っている。だが、競輪祭の一次予選２で落車した後は、実戦に姿を見せていない。したがって、体調には一抹の不安が残るものの、参戦するからには、優勝を狙える状態で臨んでこよう。
　対峙する浅井康太もＧ戦線で存在感を示している。競走得点は今シリーズ最上位だ。24年は２月高松記念でＶ、Ｇ１では全日本選抜、競輪祭で決勝に乗っている。スジの自力型は見当たらないので、好位置キープしての差し、まくりで勝機を見い出す。
　小松崎大地、成田和也、坂本貴史と戦力が整っている北日本勢も好勝負が見込める。12月松山１２１着など、最近の小松崎は動きがいい。小松崎がレースを支配すれば、北日本勢から優勝者が出てもおかしくない。
波乱を呼べば取鳥雄吾か。24年はＦ１戦で２Ｖ。12月松山記念１４８２着、同月高知１３５着と最近の競走も力強い。仕掛けがツボにはまれば一発ある。

宮崎大空（熊本/115期/S2）

　９月久留米で特進を達成してＳ級にカムバック。11月大垣１１５着の好走でで自信を付けたのか、12月松山記念１３９１着、同月松戸１２７着と好成績。一発の魅力を秘めている。

宮崎大空

木村隆弘（徳島/91期/S1）

　Ｆ１戦では２場所に１回のペースで決勝に乗っている。10月松阪の準決では、小川真のまくりを差して勝ち星をゲット。差し脚は鋭いので、好位置あるレースは連の対象から外せない。

木村隆弘

松崎広太（茨城/123期/S2）

　Ａ級戦では先行とまくりを使い分けて別線を圧倒。24年は10Ｖの実績を引っ提げて、今期は初のＳ級入りを果たした。地元戦だけに燃える材料には事欠かない。大暴れが期待できる。

松崎広太

Ｓ級１班

氏名	府県	期別	競走得点	BS	逃	ま	追	マ	1着	2着	3着	着外
園田匠	福岡	87期	108.10	0	0	0	7	3	1	9	5	14
成田和也	福島	88期	114.40	0	0	0	11	2	6	7	3	4
河野通孝	茨城	88期	103.50	0	0	0	6	2	4	4	4	12
浅井康太	三重	90期	114.55	3	0	6	5	5	7	9	5	10
木村隆弘	徳島	91期	103.56	0	0	0	2	2	2	2	2	12
河村雅章	東京	92期	106.00	0	0	0	7	1	5	3	2	10
坂本貴史	青森	94期	103.58	3	1	0	4	0	3	2	6	15
佐藤一伸	福島	94期	107.53	3	0	7	7	0	10	4	3	13
近藤保	千葉	95期	106.28	1	1	0	7	3	7	4	3	11
小松崎大地	福島	99期	105.22	3	1	3	1	0	3	2	0	13
取鳥雄吾	岡山	107期	112.42	12	4	11	0	0	10	5	1	8

Ｓ級２班

氏名	府県	期別	競走得点	BS	逃	ま	追	マ	1着	2着	3着	着外
那須久幸	福岡	71期	101.06	0	0	0	5	1	3	3	1	10
大塚英伸	静岡	82期	93.93	0	0	0	0	1	0	1	2	25
小橋秀幸	青森	85期	96.42	0	0	1	0	1	1	1	4	20
伊藤世哉	三重	87期	94.70	0	0	0	0	0	0	0	1	19
金成和幸	福島	88期	97.03	0	0	0	1	5	1	5	7	21
丸山貴秀	秋田	89期	96.78	0	0	0	1	2	0	3	3	21
田中誠	福岡	89期	103.80	0	0	0	7	4	6	5	4	10
内田玄希	東京	94期	95.18	0	0	0	2	0	0	2	4	22
星野辰也	栃木	95期	94.44	0	0	0	1	1	0	2	3	29
内山貴裕	京都	95期	95.85	0	0	1	2	0	1	2	2	15
小島歩	神奈川	97期	99.23	0	0	0	2	3	1	4	5	21
藤岡隆治	徳島	98期	97.81	0	0	0	2	1	2	1	2	16
坂本修一	岡山	99期	101.09	0	0	0	7	3	4	6	5	18
岡田泰地	栃木	100期	101.05	0	0	0	3	2	2	3	2	15
一戸康宏	埼玉	101期	99.14	1	1	2	3	1	3	4	1	13
畑段嵐士	京都	105期	99.57	2	0	2	1	1	1	3	5	21
中野雄喜	京都	111期	94.97	10	2	2	2	0	3	3	2	24
嵯峨昇喜郎	青森	113期	105.27	9	3	4	2	2	2	9	4	11
武田亮	東京	115期	99.41	12	0	2	1	2	2	3	4	20
齋木翔多	静岡	115期	98.71	17	7	3	0	0	3	7	3	18
蒋野翔太	徳島	115期	94.56	4	1	1	0	0	0	2	2	32
橋本優己	岐阜	117期	102.62	17	6	7	0	0	9	4	2	14
昼田達哉	岡山	121期	102.12	14	6	3	0	0	3	6	6	10
松崎広太	茨城	123期	103.73	15	8	2	0	0	7	3	5	11

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

河野　通孝選手
松崎　広太選手

【A級戦展望】調子上向きの鈴木謙

　ここに来て調子を上げている鈴木謙太郎が優勝候補の筆頭とみた。11月～12月の５場所は３Ｖを飾っている。12月前橋では３連勝。初日特選はまくり、準決は逃げ切り、決勝は松本京の逃げに乗っての追い込みと、変幻自在に立ち回った。展開に応じた競走で地元Ｖをものにしよう。関東では土屋壮登も好勝負が見込める。24年は４勝にとどまったように、Ｓ級ではやや力不足の感もあったが、Ａ級戦なら話は別だ。23年は10Ｖを達成している。機動力があるので、鈴木謙に前を任されれば強気に攻める。
　駒数そろった中部勢を重視する手もある。竹澤浩司、宮越孝治の富山コンビに新鋭の児玉虎之介と充実している。竹澤は43歳のベテランながら機動力は健在。24年前期はＡ級戦で３Ｖ、後期のＳ級では５勝していて、一般戦、軽選抜では一発があった。若手の児玉が主導権を握れば、中部勢から優勝者が出ても不思議ではない。
　長らくＳ級上位で活躍した大ベテランの小川圭二、堅実な走りで成績をまとめている太刀川一成、位置取り、差し脚ともにしっかりしている樫山恭柄らは、好位置占めれば連に浮上してきそうだ。

泉谷直哉（兵庫/94期/A1）

　23年の後期はチャレンジ戦に落ちたが、24年は１、２班戦にカムバックすると、２Ｖを飾る活躍を披露した。差し脚の伸びがいいので、上位戦でも目が離せない。

泉谷直哉

立花成泰（岡山/82期/A1）

　46歳のベテランながら差し脚の鋭さは相変わらずだ。直近４ケ月の勝率は34％で、毎開催勝ち星をものにしている数字。準決でも連がらみが期待できる。

立花成泰

Ａ級１班

氏名	府県	期別	競走得点	BS	逃	ま	追	マ	1着	2着	3着	着外
小川圭二	徳島	68期	90.85	0	0	0	7	1	5	3	5	7
宮越孝治	富山	82期	91.52	0	0	0	5	5	2	8	4	15
立花成泰	岡山	82期	89.67	0	0	0	5	7	4	8	1	14
佐藤悦夫	栃木	86期
森田康嗣	北海道	89期	85.50	7	2	2	2	0	3	3	6	12
桜井丈	静岡	89期	90.56	0	0	0	4	4	3	5	4	15
鈴木謙太郎	茨城	90期	93.62	4	0	5	3	1	6	3	4	8
竹澤浩司	富山	90期	90.19	7	6	1	2	0	4	5	2	16
樫山恭柄	福岡	92期	92.30	0	0	0	10	2	6	6	4	7
泉谷直哉	兵庫	94期	85.00	0	0	0	1	0	1	0	1	1
相笠翔太	福島	96期	82.27	3	2	4	1	0	7	0	3	20
古川宗行	東京	96期	88.92	0	0	0	2	2	1	3	2	7
松本卓也	徳島	98期	88.33	16	6	7	1	1	9	6	3	9
太刀川一成	千葉	100期	92.19	0	0	0	8	2	4	6	2	9
土屋壮登	埼玉	101期	91.00	0	0	0	2	2	2	2	0	3
江端隆司	福井	103期	83.33	11	3	1	1	0	2	3	5	11
八嶋稔真	神奈川	113期	83.24	17	7	1	0	0	2	6	2	15
鈴木涼介	福島	115期	94.27	16	11	6	3	2	11	11	2	6
緒方慎太朗	熊本	115期	82.11	16	6	4	0	0	4	6	3	14
都築巧	高知	123期	90.67	0	0	1	8	2	6	5	4	12

Ａ級２班

氏名	府県	期別	競走得点	BS	逃	ま	追	マ	1着	2着	3着	着外
清水邦章	香川	68期	84.57	0	0	0	3	5	3	5	5	15
石井毅	神奈川	74期	81.38	0	0	0	1	2	0	3	6	20
松本大地	熊本	81期	85.06	0	0	0	2	1	0	3	5	10
表大暁	富山	82期	81.96	0	0	0	2	1	0	3	2	19
大久保直也	徳島	85期	79.87	0	0	0	2	0	1	1	2	27
橋本紀彰	茨城	90期	84.68	0	0	0	3	3	2	4	6	13
窪田陽介	滋賀	90期	83.19	0	0	0	0	2	0	2	8	17
森佑樹	岡山	94期	77.62	8	0	1	1	0	2	0	0	27
山崎功也	宮城	95期	80.00	0	0	0	0	1	0	1	3	22
市村昌樹	兵庫	103期	85.93	2	2	5	1	0	4	4	3	17
伊早坂駿一	茨城	105期	84.09	12	10	2	1	0	10	3	0	19
大関祐也	千葉	107期	83.86	17	7	1	0	0	1	7	5	16
佐藤譲士郎	埼玉	123期	86.07	8	4	3	2	3	4	8	3	12
児玉虎之介	岐阜	123期	91.04	19	12	3	1	0	11	5	4	6
堀越翔己	福岡	123期	86.44	13	5	2	1	0	5	3	2	8

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

鈴木　謙太郎選手
橋本　紀彰選手
伊早坂　駿一選手

【L級戦展望】児玉碧ＶＳ石井貴

　ガールズグランプリ2024に参戦した児玉碧衣と石井貴子が対決。
　本命には児玉を推す。昨年は着外が10回あったように、人気を背負いながらも敗退した競走が散見した。だが、オールガールズクラシックをはじめとして、13Ｖを達成したスピードは伊達ではない。いつも通りの自力攻撃で25年の初戦をＶで飾るとみた。
なかなか体調が整わなかったときもあった石井だが、昨年は完全復活を遂げた。パールカップを含め、優勝は２ケタの10回に乗せている。展開に応じて何でもこなすオールラウンダーで、勝負強さも持ち合わせている。逆転候補の一番手だ。
　當銘沙恵美も攻め口は多彩。昨年の後期はほとんど決勝を外しておらず、Ｖ２回、準Ｖと決勝３着がそれぞれ５回もある。自在戦が冴え渡り、高いレベルで成績をまとめた。うまく流れに乗れれば連に浮上もありそうだ。
　昨年は２勝にとどまったベテランの中村由香里。さすがに切れは失くなってきたものの、２着27回、３着35回としぶとさを発揮している。好位置キープに成功すれば確定板入りも。
　自力を出した時の末脚はもう少し欲しい藤原春陽だが、マークの決まり手が多いように追走はしっかりしている。連の伏兵として注意したい。

成田可菜絵（大阪/112期/L1）

　最終ホーム、バックの先制回数が多く、自力も多用している。11月～12月は予選の２着が３回。予選はうまくレースの流れに乗っての連がらみが期待できる。

成田可菜絵

又多風緑（石川/122期/L1）

　ここのところ予選では大きな数字が目立っていたが、12月川崎３１４着では久しぶりに予選で勝ち星を手にした。底力はあるので、これで波に乗るか。

又多風緑

Ｌ級１班

氏名	府県	期別	競走得点	BS	逃	ま	追	マ	1着	2着	3着	着外
石井貴子	千葉	106期	56.75	6	3	8	8	0	14	5	4	1
三宅玲奈	岡山	108期	46.84	0	0	0	0	1	0	1	2	22
児玉碧衣	福岡	108期	57.85	13	1	25	0	1	25	2	0	0
佐藤友香	青森	110期	44.97	0	0	0	0	0	0	0	0	30
荒川ひかり	茨城	110期	52.06	1	0	0	1	5	0	6	4	8
中西叶美	愛知	112期	44.55	1	0	0	0	0	0	0	0	22
成田可菜絵	大阪	112期	50.81	2	3	2	1	0	3	3	3	12
橋本佳耶	熊本	114期	48.50	0	0	0	1	1	1	1	6	16
當銘沙恵美	愛知	118期	52.96	8	3	1	1	4	1	8	7	10
永禮美瑠	愛知	118期	52.93	2	0	2	1	7	1	9	6	11
近澤諒香	三重	118期	47.28	1	0	1	0	1	0	2	1	15
戸田瑞姫	茨城	122期	50.32	3	0	5	1	3	3	6	4	18
又多風緑	石川	122期	51.59	8	1	2	0	3	0	6	14	14
藤原春陽	徳島	122期	50.89	1	0	0	0	5	0	5	8	14