展望

A級

前期S級の坂本周が主役

 A級の既成勢力と今期S級から降級した選手の激突は、初日から目が離せない。力の比較が難しいが、中心には前期のS級でもコンスタントに白星を挙げていた坂本周作を推す。5月の宇都宮記念2日目には、押さえ先行策から後続を完封しての逃げ切り勝ちを収めた。S級のラストとなった6月の佐世保F1では決勝に進出。ファイナルでは主導権を握って見せ場をつくり、ケレン味のない走りを披露した。降級の今期最初の京王閣を213着。初日特選を逃げて金澤幸司とワンツーを飾ると、続く準決を先行策で白星と内容の濃い走りで上々の成績を残した。今シリーズも金澤とのタッグから、積極的な仕掛けで北日本勢に流れを引き寄せよう。金澤は5月平での完全優勝を皮切りにここ5場所で4度の優勝のVラッシュ。鋭い差し脚で坂本を交わすシーンも十分だ。

 今泉薫、武藤篤弘を擁する関東勢も侮れない。昨年のS級では大きい着が目立った今泉だったが、悪い流れを引きずることなく、降級の今年は積極的な仕掛けで結果につなげている。前期は14場所を消化して10度の優出。青森ミッドナイトでの完全Vを含めて2度の優勝と、S級での経験を糧に力のあるところを見せた。今期も川崎を212着の準Vと順調な滑り出し。強気な仕掛けで存在をアピールしよう。堅実な武藤が今泉との連係から浮上を狙う。

 森川剛、佐藤清之、小野裕次の南関勢も展開ひとつで台頭があっていい。降級の森川もまだまだまくりはサビつくことはなく、3人がともに機動力を有しているのは魅力。2段駆けも可能なラインができあがれば、別線にとっては脅威だろう。

注目選手

小林申太  茨城県 101期 A1

 2月の久留米で落車に見舞われると、1カ月ぶりの実戦となった京王閣でもアクシデント。2場所連続の落車を喫した。しかしながら、その後は怪我の影響を感じさせない走りで成績をまとめている。昨年12月以来の地元シリーズに気合を入れる。

遠藤勝弥  静岡県 109期 A3

 昨年7月のデビューから積極的な走りでスタイルを変えることなく1年でチャレンジを卒業。今期から1、2班戦にステージを移す。内容重視の走りで優勝回数こそ少ないが、スケールの大きな組み立てはチャレンジよりA級1、2班戦向きだろう。

出場選手

データは前回出走時の直近4カ月のものです。

A 1
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
三住博昭 神奈川 61期 90.59 0 0 0 0 0 0 0 1 26
宮沢晃 山梨 75期 82.70 0 0 0 3 2 3 2 0 22
望月紀男 静岡 79期 86.76 0 0 0 4 3 4 3 9 18
小宮剛 東京 82期 93.14 0 0 0 2 0 1 1 2 17
菊池崇訓 栃木 85期 82.80 0 0 0 0 3 0 3 4 13
新井剛央 埼玉 86期 88.67 1 0 1 5 0 2 4 2 22
石橋伸和 千葉 88期 88.10 0 0 0 2 1 2 1 5 13
竹内優也 北海道 89期 86.81 4 1 4 4 0 6 3 4 14
今泉薫 群馬 89期 95.07 13 11 4 0 0 9 6 6 6
森川剛 神奈川 89期 97.14 0 0 0 5 1 3 3 6 25
高塩譲次 栃木 90期 88.81 2 2 0 4 4 2 8 4 13
秋葉大輔 東京 90期 87.85 0 0 1 5 1 3 4 2 11
金沢幸司 福島 91期 94.76 2 0 4 10 1 12 3 0 6
木田有隆 福島 92期 82.33 0 0 0 0 1 0 1 2 18
佐藤清之 千葉 93期 91.19 4 2 4 3 0 8 1 5 13
山崎司 福島 95期 89.40 0 0 0 6 6 5 7 5 13
武藤篤弘 埼玉 95期 96.21 0 0 0 0 1 0 1 5 18
小野裕次 千葉 95期 92.52 8 2 9 6 0 12 5 3 7
小林申太 茨城 101期 92.33 6 4 5 1 0 3 7 6 11
田中誇士 静岡 103期 91.12 2 0 8 0 0 6 2 1 16
坂本周作 青森 105期 98.84 19 8 1 0 0 5 4 3 13
菅原大也 神奈川 107期 89.64 4 4 2 0 0 5 1 1 7
A 2
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
戸辺英雄 茨城 51期 83.48 0 0 0 4 1 2 3 3 21
青島宗仁 静岡 51期 83.55 0 0 0 3 0 1 2 4 22
俵信之 北海道 53期 80.27 0 0 0 1 1 0 2 4 24
藤光健一 東京 63期 83.05 0 0 0 0 1 0 1 1 18
加藤剛 神奈川 68期 79.19 0 0 0 1 0 1 0 2 24
阿部利光 宮城 77期 72.79 0 0 0 6 2 3 5 6 14
加藤貴宏 群馬 77期 0.00 0 0 0 0 0 0 0 0 0
芝田和之 埼玉 77期 80.96 0 0 0 0 1 0 1 4 22
富沢洋祐 静岡 81期 85.54 0 0 0 6 1 5 2 2 19
二木茂則 埼玉 82期 86.67 0 0 0 3 2 3 2 7 15
内海雅夫 群馬 83期 81.17 0 0 0 0 1 0 1 3 26
永井隆一 東京 83期 81.33 0 0 0 2 1 2 1 4 20
山下貴之 神奈川 85期 85.48 0 0 0 0 2 0 2 8 21
細沼健治 埼玉 89期 84.70 13 7 1 2 0 6 4 0 20
寺林正秋 宮城 93期 86.52 0 0 0 4 3 1 6 2 18
石川恭規 福島 93期 82.92 1 0 0 4 1 2 3 0 19
前川裕希 北海道 95期 72.59 3 1 3 4 0 3 5 3 16
斎藤一茂 群馬 97期 82.60 8 5 0 1 0 4 2 2 22
藤本龍也 長野 98期 79.33 5 1 1 2 0 3 1 2 21
鈴木裕斗 宮城 99期 85.04 6 2 5 0 0 7 0 1 18
里見恒平 千葉 99期 78.42 12 5 9 2 1 13 4 3 6
渋谷錬 神奈川 103期 90.24 0 0 0 7 3 5 5 3 12
遠藤勝弥 静岡 109期 77.63 19 11 6 0 0 14 3 2 8
A級チャレンジ

新人も加わり激戦必至

 111期のルーキー3人に今期降班した機動型もいて、激しいバトルが展開されそうだ。そのなかで前期2班からの降班の村上皇が、シリーズをリードしよう。A級1、2班のステージでも機動力を駆使して勝ち星を重ねて、連対率は3割弱は胸を張れる数字だろう。別線の動きを冷静に見極めて、好機に仕掛けて押し切りを図る。

 自在性を持ち合わせている山崎泰己は、前期3度の準Vと優勝を逃しているが抜群の安定感がある。スムーズにレースの流れに乗って、脚を溜めることができれば怖い存在だ。また、前期のA級1、2班戦では自力でも勝ち星を挙げていた葉狩伸泰も底力があり軽視はできない。

 7月からデビューを果たす111期からは、3人がシリーズに参戦する。そのなかでも注目なのが、在校7位の出澤拓也だ。競輪学校の競走訓練では先行回数こそ少ないが器用な立ち回りで21勝をマーク。卒業記念では3着で表彰台にあがった。また、吉田拓矢の弟、吉田昌司や川越勇星も力を発揮できれば上位争いを演じられる力を持っている。

注目選手

大井崇  茨城県  73期 A3

 優出からは遠ざかっているものの、5月の静岡、立川ではそれぞれ逃げ切りで勝ち星を挙げた。ツボを心得たホームバンクだけに、後続を酔わせてペース駆けに持ち込めば、地元ファンの期待に応える逃げ切りが見られそうだ。

田畑英行  岩手県  95期 A3

 今年のはじめはなかなかリズムの乗れずにいたが、5月の武雄を234着で昨年の11月以来の決勝進出。これをキッカケに続く青森も233着。連続優出を果たし成績をまとめた。今期一発目は補充となったが、白星を飾り幸先のいいスタートを切った。

出場選手

データは前回出走時の直近4カ月のものです。

A 3
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
砂川秀樹 神奈川 59期 68.93 0 0 1 3 2 2 4 3 18
植田幸仁 熊本 60期 70.90 0 0 0 1 2 0 3 5 12
佐藤拓哉 宮城 63期 78.75 0 0 1 1 1 2 1 5 16
竹野行登 鹿児島 64期 77.17 0 0 0 2 1 1 2 1 20
田崎美佐夫 山梨 65期 67.79 0 0 0 1 0 1 0 1 17
大河原久之 群馬 66期 66.69 0 0 1 2 0 1 2 5 18
角脇守 三重 66期 68.44 0 0 0 5 1 5 1 1 11
羽田真司 徳島 67期 65.52 0 0 0 0 1 0 1 4 20
小林裕司 千葉 71期 69.41 0 0 1 6 1 4 4 7 12
大井崇 茨城 73期 71.28 18 7 1 1 0 5 4 4 16
辻政一 福岡 74期 70.52 1 0 1 6 0 4 3 3 19
村上輝久 秋田 75期 69.62 0 0 0 2 2 2 2 4 13
馬場喜泰 埼玉 76期 69.70 7 4 2 1 0 5 2 2 18
近藤時啓 岡山 76期 71.06 0 0 0 2 0 1 1 7 9
古閑典昭 熊本 76期 61.70 0 0 0 0 0 0 0 0 23
葉狩伸泰 大阪 78期 81.38 0 0 5 3 0 4 4 2 14
五反田豊和 宮崎 80期 70.50 4 2 2 1 1 2 4 3 13
小堀剛 茨城 81期 70.93 0 0 0 5 3 0 8 5 14
矢部和彦 三重 82期 68.27 0 0 0 3 1 2 2 4 14
前村利彦 大阪 82期 69.00 10 2 2 3 0 4 3 2 15
原野隆 東京 83期 78.23 0 0 0 4 1 3 2 2 19
芦川大雄 静岡 87期 66.25 0 0 0 0 0 0 0 3 17
高橋由記 群馬 88期 66.32 0 0 0 0 0 0 0 5 17
竹内真一 福岡 89期 70.86 1 2 0 0 5 0 7 7 15
岡田哲夫 福島 92期 69.21 2 0 1 4 2 2 5 5 17
本田拓也 新潟 92期 80.38 0 0 0 2 0 1 1 1 10
藤田洋平 徳島 93期 72.11 0 0 0 0 0 0 0 1 8
田畑英行 岩手 95期 72.82 2 0 2 5 2 3 6 10 9
片山大輔 静岡 96期 71.33 0 0 0 2 3 1 4 4 12
村上皇 青森 98期 84.48 7 4 0 2 2 4 4 2 11
小川辰徳 埼玉 100期 71.03 13 9 3 2 1 8 7 3 12
山崎泰己 岡山 101期 74.46 4 2 2 4 6 2 12 5 7
吉田昌司 茨城 111期 79.67 5 4 2 0 0 6 0 0 0
川越勇星 神奈川 111期 78.33 2 2 0 0 0 2 0 1 0
出澤拓也 神奈川 111期 78.33 0 0 2 0 1 1 2 0 0