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2006年08月28日
【レース展望】波に乗る佐々木雄一が中心
8月29日から31日まで開催される取手競輪は、S級シリーズ(F1)。花月園オールスター間近の開催でS1選手は9名だが、その分実力伯仲の優勝争いが展開されそうだ。シリーズの中心は今年自己最多の4Vを挙げて波に乗る佐々木雄一。そろった同世代の機動型を力でねじ伏せる。層の厚い関東勢は須賀和彦、堀政美の地元コンビに、小林正治や品田浩二。さらにG1覇者・俵信之、児玉広志にもチャンスはありそうだ。
佐々木の機動力が断トツだ。佐々木は直前の花月園Sこそ優勝を逃したが、7月は富山S、高松Sを連覇し、再び勢いを取り戻した。10場所の勝ち星は14、今年の優勝回数も過去最多の4に伸ばし、今シリーズも文句なしで主役を張る。同型は須賀、松岡とフレッシュな顔ぶれ。ともに勢いのある機動型だが、ここは格、実績の違いを見せて圧勝だ。今シリーズ佐々木後位は俵の指定席。俵は5月小田原SからF1戦は4場所連続で優出するなど、安定感は抜群。7月びわこSでは高谷雅のまくりを差し切るなど、キメ脚も健在だ。
関東勢は層の厚さで北日本勢を迎え撃つ。須賀を先導役に、同じく地元の堀や、小林正治、品田浩二がラインをしっかり固めるだろう。須賀は前回5月の当所Sでも決勝に進出し、7月花月園国際SではD・ジェリンスキらを相手に逃げ切るなど、成長著しい若手機動型。積極さはもちろん、スピードや末の粘りにも確かなものがある。最近の堀は何といっても勝ち星が多い。しっかりとした目標がいて、展開も向いたとはいえ、それをきっちりとモノにできているあたりは調子のいい証拠。ここも須賀を目標に絶好のV機が到来する可能性も十分ある。茨城勢を援護するのは小林と品田だ。小林は春先の肉離れで、品田は昨年8月の函館記念で鎖骨を骨折してから調子ひと息だったが、最近は徐々に調子を戻している。
第3勢力と目される西日本勢は、直前の8月福井記念でG3初の決勝進出を決めた松岡健介が浮沈の鍵を握る。松岡は腰の痛みから解放され、持ち前の踏み出しを生かした機動力に一段と磨きがかかった。中沢央治は5月和歌山Sの優勝以来、目立たった成績こそないが調子は上向き。ジカ付けできる目標が手薄な児玉も決して軽視はできない。
投稿者 toride : 18:19
2006年08月13日
【レース展望】 浜口高彰が混戦を断つ
GⅠ級のトップレーサーがそろい、見応えのあるシリーズだが、金山栄治という最高の目標を得た浜口高彰(写真)に展開の利がある。浜口は6月武雄記念で小嶋敬二の先行を鋭く差し切って久々の記念Vを飾り、その他の場所でも抜群の安定感を披露している。10月の地元共同通信社杯に向けて立川ダービーの後から練習内容を変えているが、その効果が確実に現れてきているようだ。差し脚の切れ、ヨコのさばきともに申し分がなく、ここも視野の広いベテランならではのさばきで金山をリードし、直線一気の追い込みを決めよう。金山は好不調の波が相変わらず激しいものの、それでも調子が徐々に上向いていることは間違いないし、主導権を奪ってしまえば簡単にはまくらせない。
浜口にとって最大の脅威となりそうなのが有坂直樹だ。取手は冬季移動の時に練習で使用しており、バンクの特徴はつかんでいる。今年前半の勢いから考えると、最近の成績は少し物足りない気もするが、調子自体に何ら問題はない。今開催は主力陣に北日本の先行型がいないが、道中脚を溜める展開に持ち込めば、多少不利な位置からでも必ず突っ込んでくる。
最近好レースが目立つ藤原憲征も争覇級の一人だ。まくり追い込みの威力には一段と磨きがかかり、また、対戦相手によっては競り合い覚悟で果敢に位置を取りに行くケースも増えている。レースの流れは良く見えているので、展開がもつれれば出番が巡ってくる。その藤原と連係する広川貞治の存在も侮れない。GⅢ以上のレースでは存在感が薄れているが、FⅠ開催では常にV争いに加わっている。7月大宮Sの準決では逃げ切り勝ちを収めるなど、レース内容も高く評価できる。
栗原厚司、望月永悟の南関勢の動向からも目が離せない。特に望月は、目標が不発の場合でも、コースを見つけてしぶとく上位に食い込んでくるケースが多い。
近況大敗が目立つ浜田浩司もそろそろ本来の調子を取り戻してくる頃だ。
投稿者 toride : 13:50
