• 茨城勢が奮起の一戦

    松戸競輪場で9月17日から開催されるのは、2回目となる取手競輪代替開催。今回は被災地支援「水戸黄門賞」(G3)だ。取手のエース武田豊樹をはじめ、武田と固い絆で結ばれている神山雄一郎、坂本亮馬のSS班、そして1班にもハイレベルな選手がそろった白熱の4日間。燦燦松戸バンクを舞台に目まぐるしい攻防戦が展開される。

    中心は武田豊樹だ!

    開催場所が変わってもシリーズは取手記念。ここは茨城勢が奮起の一戦となる。中心は武田豊樹だ。直前の富山記念では決勝9着に敗れたが、豪快なまくりでシリーズ2勝。新車や4回転のギアで戦うスタイルが煮詰まりつつある。松戸は05年にダービー優出、記念Vなど相性の良いバンク。舞台は変わっても取手のファンに熱い走りを届ける。芦沢大輔、牛山貴広も地元記念に照準をしぼる。芦沢はF1戦ながら今年は3Vと高いレベルで安定している。目標が不在でも番手勝負、自力勝負の使い分けが上手く、それを体現する脚力も着実にアップしている。牛山は武田と同一配分で気合いの入るシリーズだ。サマーナイト2日目の連係では発進役に終ったが、今度こそは師匠とのワンツー。今の調子なら十分に可能なだけに、是が非でも勝ち上がりたい。神山雄一郎もGレースで3連続優出とさすがの切れと安定感を見せており、茨栃連係が決まれば優勝のチャンスも十分だ。

    復調なるか坂本亮馬

    関東勢以外ではただひとりのSS班、坂本亮馬は小田原記念準決での落車が尾を引きオールスターは679着で途中欠場の憂き目。せっかくのドリーム出場も、そのアドバンテージを生かすことはできなかった。オールスターから10日以上間隔の空いたローテーションでどこまで立ち直っているのか、初日の走りを見極める必要がある。その坂本とともに園田匠、加倉正義で福岡トリオを結成。園田の魅力は爆発的な末脚。小倉F1の落車は軽傷だったようで、ここも存分に暴れてくれるだろう。当所初登場となった昨年のダービーでは4463着。それ以来2度目の松戸バンクで切れる差し脚を余すことなく発揮しよう。

    川村晃司率いる近畿勢

    オールスターから中3日だった奈良記念を1441着と川村晃司が、強行軍の中でしっかりまとめた。準決での4着惜敗は悔やまれるが、最終日は2車とラインの不利をものともせず豪快な走りで逃げ切った。奈良に続く33バンクなら仕掛けのポイントもつかみやすく、今シリーズも大ギアの底知れぬパワーで近畿勢をけん引しよう。東口善朋は近畿の次代を担う追い込み型。自力を打てるだけの脚力があり、番手を回ったときの仕事には余裕すら感じられる脅威の存在だ