|
◆「取手ケイリンメディアボード」 (グラフィックデザイン) 平成17年度設置
東京藝術大学 美術学部 長濱雅彦 デザイン科准教授
|
 |
メディアボードは、長手方向13.5m 、短手方向4.5mのL字の平面を持つ高さ4mの鉄骨造の壁体である。壁面にはテント膜を用い、グラフィックテント膜と緑化(ヘデラ・つた)テント膜が交互に並んでいる。
西門地区アートパークの緑と芸術の融合はここから出発し、季節/時代ごとに多様なメッセージを発信してゆく。(長濱雅彦)
|
  
|
|
◆「暖かいイメージのために」 (彫刻制作) 平成17年度設置
東京藝術大学 美術学部 坂口寛敏 絵画科教授
|
 |
子供の頃、庭石と共に置かれていた石臼を回して遊んでいたことがある。わたしはその時天体の周りを回る小惑星の様に、庭で遊び回っていたのだろう。
作品「暖かいイメージのために」は、宇宙への捧げものとして作ったものだ。人は地球から肉体を授かり、精神を自立させるためにエネルギーを出し、想像力を得てこれを回転させるだろう。それは自転車の車輪が回転し自立しながら走る姿に似たところがないだろうか。
三組の回転体は、それぞれに心棒が入っており、回転する構造だ。石材の黒色の花崗岩は硬質で、白色の大理石は花崗岩より柔らかい。二つの石材が回転して擦り合うと、大理石は少しずつ擦れて白い粉を出す。いわゆる自らすり減らし粉となって宇宙へ還元されようとする石臼彫刻だ。(坂口寛敏)
|
  
|
|
◆「WA NO WA」 (床モザイク画制作) 平成17,18,19年度設置
東京藝術大学 美術学部 工藤晴也 絵画科准教授
|
 |
作品のタイトル「WA NO WA」は、輪の和、または和の輪と読むことができます。銀輪を連想させる輪の形と、和という言葉をダブらせた意味を持たせました。
現在は、22枚のモザイクと14枚の白黒の大理石板が敷かれていますが、大理石板は徐々に剥がされ、新たなモザイクがその代わりに敷き詰められていく予定です。
作品の技法は、コッチョペーストと呼ばれるもので、古代ローマ時代に盛んに作られた大変歴史の古い舗床モザイクの一技法です。レンガ片を含むモルタルを丹念に打ち固め、大理石のピースを象嵌し磨きあげる方法で作られます。(工藤晴也)
|
  
 
アトランタ五輪銅メダリスト 十文字貴信選手 アテネ五輪銀メダリスト 長塚智広選手
|
|
◆「転門」 (ステンレス彫刻制作) 平成18年度設置
東京藝術大学 美術学部 木戸修 彫刻科教授
|
 |
取手競輪場西地区の門扉「転門」は高さ2.5m、幅2mのパネルが6枚並んだステンレスでできた門です。
パネルの中の彫刻は自転車をモチーフに、車輪の「軽やか」で「躍動感」ある動きを表現しています。高さが2.5mもあるから結構な存在感ですが、線形の彫刻なので向こうの視線が通りますし、ステンレスでできていますから周りの景色も写し込んでこの場所に馴染んでいます。
この西地区でつくる「転門」が取手競輪場での初めての芸術門ですが、他の地区にも「円門」や「輪門」など自転車や競輪に関連付けた芸術門が増えていくかもしれません。(木戸修)
|
|
|
◆「ウェーブベンチとウッドデッキ」 平成19年度設置
東京藝術大学 美術学部 柳澤智洋 建築科助教
|
 |
 |
 |
|
| このウェーブベンチは西門地区にある広場の木々や建物の隙間を縫うように置かれ、西門地区の敷地環境(イチョウゾーン、ウッドデッキゾーン、藤棚ゾーン、児童公園ゾーン)をゆるやかにつなぐように設置しています。ひとつひとつのベンチは長さが2mなのですが、それらをつなぐことで長い連続した波をつくるように計画しました。
ベンチの座面は耐久性のあるハードウッド(イペ材)を使い、脚部はこれも錆びにくいステンレスを使用しています。このベンチの特徴はなんといっても曲げ折られた厚さ1.5mmのステンレス板にあります。無数に開けられた穴を頼りに板を曲線的に折り曲げ、端部を木材でつなぐと自然と座面は波を打つようになります。板に開ける穴の曲線形状を変えれば座面の波もそれに合わせて変化します。この原理を利用して今回は4種類の波型を作ることにしました。
児童公園に近い部分には一番きつい波(曲線)を。子供と大人が交互に座れるベンチです。または背中合わせでもいいかもしれません。逆側のウッドデッキ近くのベンチは波(曲線)が緩やかです。ウッドデッキの中の波は高い波なのでテーブルとして使ってください。そのためにウッドデッキを欠きとって掘りこたつのように仕上げてあります。(柳澤智洋)
|
|
◆「遊具(鉄棒)」 平成19年度設置
東京藝術大学 美術学部 建築科 六角研究室
|
 |
競輪場のバンクのように、地面の上をぐるりと一周する鉄棒です。上下の起伏をもって波打つ鉄棒は、ただの遊具としてだけではない存在感を持ちます。水平バーは3箇所あり、その稜線は正三角形を描くように配置されています。これによって、鉄棒に新しい関係性が生まれ、従来の鉄棒にはない遊び方を実現するでしょう。
|
|